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  • 執筆者の写真BiZoom

個人情報を一切収集しない、ユーザーを追跡しない検索エンジン「DuckDuckGo」(ダック・ダック・ゴー)に集まる注目!

更新日:2019年11月22日


今、ネット世界のほぼ全てはGoogleで検索さています。Googleは90%のシェアを持つ世界最大の巨大検索エンジンです。一方でユーザーの個人情報をトラッキングする上でも世界最大級と言えます。世界中のありとあらゆる情報を収集し整理することがGoogleの使命でもあり、また、パーソナライズされた検索結果を得られるメリットもあるので、ユーザーの追跡はある意味当然とも言えます。しかし、ここまで積極的に情報収集されると、何だか気味悪く思う人も増えてきます。そこで今、検索履歴などの個人情報を一切収集しない、全くトラッキングしない検索エンジンが注目を浴びています。

主な内容

  • プライバシーが守られる検索エンジンて何?

  • 「DuckDuckGo」を使ってみる

  • 実際のところ「DuckDuckGo」ってどうなの?

  • 利便性 vs. プライバシー

◇◇◇◇◇◇◇

■プライバシーが守られる検索エンジンて何?

皆さんは「DuckDuckGo」(ダック・ダック・ゴー)という検索エンジンのことをご存知ですか?

まだ、日本の多くの方には、「名前すら聞いたことがない」、そんな存在かもしれません。

しかし、実は2008年に設立された検索エンジンで、既に10年目を迎えています。「DuckDuckGo」(ダック・ダック・ゴー)が、Googleや他の検索エンジンと異なる点は、そのコンセプトにあります。同社のサイトにはっきりと書かれている通り、「DuckDuckGo」(ダック・ダック・ゴー)は・・・・

あなたを追跡しない検索エンジン

なのです。

これを聞いても、多くの方は、「だから何?」とあまりピンとこないかもしれません。しかし、2013年、国家機密情報を暴露したとしてアメリカから国家反逆罪の容疑をかけられている、元米中央情報局(CIA)職員エドワード・スノーデンのことを思い出して下さい。同氏は現在ロシアに亡命中ですが、彼が暴露した内容の一つに、「アメリカの米国家安全保障局(NSA)が組織的にGoogle、Yahooなどから協力を得て個人情報収集活動を行っていた」ということがありました。

つまり、GoogleやYahooなどの検索エンジンが、国家による個人情報収集に協力していた・・・利用者のプライバシーを守っていなかった、と言っているのです。

おそらく、アメリカ人のみならず、世界の誰もが、Googleが個人情報を収集している、ということに対しては何となくわかっているつもりでも、そのことがどういう意味を持つののか、深く考えたこともないのではないでしょうか?

しかし、スノーデン氏の暴露で、「なんだかよからぬ恐ろしいことかもしれない」と思う人が急激に増えたのは確かです。その証拠と言えるかどうかは別としても、この一件以来、「DuckDuckGo」の利用者が急激に増えた、と報じられています。開設後2年目、2010年の同検索エンジンのトラフィック数は、わずか1640万ほどでしたが、2016年には40億を超え、おそらく昨年2017年は60億を超えるとも言われています。2013年、スノーデン氏の暴露が明るみなってしばらく、同社のトラフィック数は、当時の平均を遥かに上回る、過去最高に到達したとも報じられました。

Googleの貪欲までに積極的な個人情報の追跡と収集に、嫌気どころか、恐怖すら感じる人が増えているのかもしれません。。。

 

■「DuckDuckGo」を使ってみる

「DuckDuckGo」の使い方はとても簡単です。

検索エンジンで「DuckDuckGo」と入れると、「DuckDuckGo Search Engine」が上位表示されます。後は同サイトに行って、Googleや他の検索エンジン同様、サーチワードを入れて検索するだけです。

コチラから「DuckDuckGo」または、https://duckduckgo.com をクリックしても同サイトに行くことができます。


見ての通り、デザインはとてもシンプルです。この辺はGoogleを意識しているのでしょうか?とにかく「検索する」というユーザーの行動を妨げるものがありません。

 

■実際のところ「DuckDuckGo」ってどうなの?

肝心の検索精度ですが、どうしてもGoogleとの比較になってしまいますが、この点については、お世辞にも「優れている」とは言えません。特に日本語での検索はまだまだ甘い気がします。漢字で検索をする場合、ワードによっては中国(おそらく)のサイトばかり表示されることがあります。

実はこれ、デフォルト設定で地域が「All Regions」になっているためで、地域を「Japan」と設定することで、この問題は直ぐに解決できます。しかし、Googleの場合は、各種面倒な設定を意識せず使える点がメリットとも言えます。一度設定をすればいいだけなのですが、知らないで使うと「えっ、だめじゃん!」、そのことを知ると「えっ、なんだか不便」、と感じてしまうかもしれません。

検索の表示結果もGoogleとは随分異なります。ただし、これにはメリットもあります。Googleで上位表示されないサイトが「DuckDuckGo」で見つけられるという点です。2つのエンジンを使う点は面倒ではありますが。。。

総合的な評価としては、カスタマイズのための設定がちょっと面倒だったり、検索制度の甘さが気になるなどの欠点もあります。しかし、全く情報がトラッキングされずプライバシーが守られるという点を考慮すると、ユーザーで設定が必要なのも仕方ないとも言えます。また、設定が必要と言っても、おそらく地域と言語くらいで、後はデフォルトのままで十分と言えます。問題は検索精度です。この点についても、全く使えないというレベルではありません。ただし、Googleと検索表示結果が大きく異なる点は、ちょっと気なります。どちらがより探しているものに到達できるのかは、もっと長い時間をかけて検証する必要がありそうです。今のところ、Googleに軍配が上がる、というのが率直な感想です。

 

■利便性 vs. プライバシー

以前、ネットか何かの情報で、Googleが「我々は世界中の誰が何を検索して、どんなサイトを見ているかがわかるし、過去にどんなサイトを訪れているか、全てわかる」と言っていたことを思い出しました。また、「我々はネットにある全ての情報を網羅し、一人一人に何を表示させ、何を表示させないかも、コントロールできる」というようなことも言っていたと記憶しています。これらの情報を全てトラッキングできることで、Googleが、どこまで、何ができるのかは分かりません。しかし、何だか不気味な気もします。

検索に限らず、Googleが世界で様々な便利なサービスや機能を提供できるのは、世界一とも言えるトラッキング技術や情報収集技術があるからです。これは検索エンジンだけではなく、SNSなどソーシャルメディアでも同様です。ユーザーをトラッキングし情報を収集するからこそ、私たちは便利なサービスや機能を使えています。また、今のマーケティングなどビジネスにおいても、これらの技術は不可欠です。

もし、ユーザー情報をトラッキングできなくなると、今ある便利なサービスや機能の多くは使えなくなります。マーケティングも以前のような高いコストと時間を掛けなければできなくなり、小さな事業者は真っ先に影響を受けます。利便性とプライバシーが天秤にかけらている状態ですが、きっと私たちは、そのバランスを見つけることができるハズです。

とは言え、検索エンジンに個人情報を追跡させず、プライバシーを確保したい方には、「DuckDuckGo」が検索エンジンの選択になるのではないでしょうか?



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