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最も利用されるSNSは何?起業家と経営者必見!アメリカのトレンドを知ることでマーケティングの今後を見る。【Part2】

最終更新: 2019年11月22日


前回は、今、アメリカで多く利用されるSNSのメディアのトレンドを見てみました。YouTubeが最も使われており、Facebookと共に、アメリカ成人(18歳以上が対象)のほぼ全ての層で利用されていることが分かりました。一方、若い世代では、InstagramやSnapshotも多く利用されています。特に18〜24歳の年齢層では、Twitterも比較的多く利用されているようです。しかし、全年齢層に広く利用されるのはYouTubeとFacebookです。この状況に、今の世界のインターネット事情も垣間見られます。

主な内容

  • Part1のおさらい

  • アメリカ成人は一日どれくらいSNSを利用しているか?

  • アメリカ成人におけるSNSメディアミックスの利用状況

  • アメリカ成人はSNS依存症?

◇◇◇◇◇◇◇

■Part1のおさらい

【Part1】では、Pew Research Center(ピュー研究センター/ビュー研究所/米国ワシントンDC)が、今年2018年3月1日に公表した「Social Media Use in 2018」の調査結果に基づき、18歳以上を対象とするアメリカ成人のソーシャルメディアの利用実態について見てみました。

それによると、アメリカ成人の73%がYouTubeを利用しており、全体で最も多いことがわかりました。続いてFacebookが2番目に多く、68%が利用しています。また、この2つの媒体は世代年齢に関係なく、広く利用されていることもわかりました。ただし、18~24歳までの若い層では、SnapshotやInstagramなどの画像・動画共有型のSNSも多く利用されいて、さらにはTwitterの利用も他の年齢層と比較して多いことがわかりました。

この結果、YouTubeとFacebookは、SNSの中でも全年齢層に広くリーチできる媒体であり、年齢、世代でリーチを絞り込むのであれば、InstagramやSnapshoto、Twtterが効果的であるとも言えそうです。また、年齢層以外にも性別や嗜好や学歴、所得などにより、よく利用されるSNSにも違いがあるようです。

■アメリカ成人は一日どれくらいSNSを利用しているか?

さて、【Part2】では、同じく Pew Research Center の「Social Media Use in 2018」の調査結果に基づき、アメリカ成人のSNSとの関わり方の傾向にも目を向けていきます。


右はメディア毎のアメリカ成人の1日の利用頻度を表したグラフですが、【Part1】での世代別の利用媒体とは、また違う傾向が見て取れます。

「一日数回利用する」SNSで最も多いのがFacebookです。約半数の51%が、1日に複数回Facebookにアクセスし、サービスを利用しています。続いてSnapshotの49%、そしてInstagramが38%となっています。

また、「一日に1回は利用する」という人たちでも、Facebookが最も多く23%あり、続いてInstagramが22%(Facebookとほぼ同じ)、Twitterが20%と3番目となっています。「1日数回利用する」で2番目に多かったSnapshotは、この5つの媒体では最下位の14%です。

ただし、1日数回と1日1回の利用を併せた「1日1回以上利用する」媒体では、Facebookが74%と最も多く、続いてSnapshotoが63%、そしてInstagramが61%となっています。この辺りは年齢層での利用とも関連がありそうです。

【Part1】での通り、18〜24歳では、80%がFacebookを利用し、同じく78%がSnapshotを、そして71%がInstagramを利用しています。また、若い年代ほどSNSの利用が多い傾向にある、ということもわかっています。つまり、これらの年齢層が、メディアを跨いで1日に何度も異なるメディアにアクセスし、SNSを利用するケースが多いのでは、と推測できます。

さらに注目したいのは、アメリカ成人が最も多く利用するYouTube(73%)は、必ずしも毎日利用する人が多いとは限らない点です。動画視聴のサイトであるため、毎日でなくても、じっくりと時間をとって視たいということなのでしょうか?ちょっとした空き時間に利用するという使い方は、他のSNSと比べて少ないのかもしれません。

■アメリカ成人におけるSNSメディアミックスの利用状況

こちらは、利用メディア(媒体)のミックスを表したものですが、この調査結果には大変興味深い傾向が見られます。


縦軸が主とする利用メディア(主媒体)で、横軸が他に利用するメディアのミックスで表されています。

この結果を見る限り、どの主媒体の利用者も、ほとんどYouTubeも利用していることが分かります。これは推測ですが、それぞれの媒体にYouTube動画が多く投稿されており、結果的にYouTubeにアクセスする頻度も高くなる傾向にあるのではないでしょうか?

しかし、一方では、YouTubeを主媒体とする利用者は、Facebookを除き、それほど他のメディア(媒体)を利用することは多くありません。同様のことはFacebookにも言えます。つまり、YouTubeとFacebookを、それぞれ主媒体とする人たちは、お互いのメディア間の利用はあるようですが、それ以外のメディア利用は多くありません。

また、理由は定かではありませんが、TwitterまたはSnapshotoを主媒体とする人は、なぜだかInstagramも多く利用しています(それぞれ73%、77%)。しかし、その逆は必ずしも当てはまりません。

いずれにせよ、多くの人(7割以上)が複数メディアを利用していることになり、どの年代でもSNSの利用が増えていることを裏付けています。また、やはりここでもFacebookとYouTubeの利用の多さが際立つ結果が表れています。

SNSの勢いに陰りが見え始めているとの報道などもありますが、この調査結果を見る限り、アメリカでは依然多くの人がSNSを利用していて、むしろ、依存傾向に近いものがあるとも言えます。ただし、マーケティングの視点に立つと、利用の仕方そのものが成熟化してきて、個人として楽しむツールという意識が高まり、広告や宣伝などへの反応は下がる傾向にあるとも考えられます。

■アメリカ成人はSNS依存症?


最後に面白い調査結果をお伝えしておきます。

これまでの調査結果を見る限り、アメリカ成人のほぼ全てが、毎日一つ、あるいは複数のソーシャルメディアを利用して、一日に1回以上利用しているケースがほとんどです。

これは、あくまでも想像ですが、多く人は、PCを立ち上げれば、あるいは、スマホを見れば、必ずと言っていい程、ごく当たり前のように、何らかのSNSメディアにアクセスしているのではないでしょうか?もしそうなら、依存とまでは言えなくも、もはや、それに近い状態ではないでしょうか・・・!?

ところが、彼らの意識はちょっと違うようです。

右は、「簡単にソーシャルメディアの利用を止めることができると思いますか?」、との問いに対しての回答をグラフにしたものですが、どの年代もソーシャルメディアの利用を止めることは、そんなに難しくないと考えているようです。18~24歳は、「難しい」と回答しているものが51%と半数ですが、逆から見ると、ほぼ半数が「簡単に止められる」と答えていることになります。彼らからすると、どうしても使いたいのではなく、「そこにあるから使っている」・・・そんな感覚なのかもしれません。

しかし、裏返せば、「そこにある限り使う」、と言うことでもあり、やはり、依存に近いのではないでしょうか?アルコール中毒の患者もお酒がなければ飲むのを我慢できますが、お酒があるので我慢できなくなる、ということと同じようにも思えます。

さて、今回の Pew Research Center の調査結果を見る限り、アメリカでは、SNSは全ての年代で広く利用されていて、年代が若くなるほど、利用量が多くなることが分かりました。ある程度、想定の範囲ではありますが、数字で見るとより説得力があります。

また、好まれる利用媒体に違いがあるにせよ、日本でもSNSは広く利用されています。全体的にはアメリカと似たような利用状況にあると思われます。日本の各種調査結果は、また別の機会で見てみようと思います。

広告や宣伝、プロモーションなどの反応率が低下しているとも言われていますが、これらの莫大なリーチに簡単にアクセスできるSNSは、マーケティングでは有効なメディアであることには何ら変わりはありません。引き続き、このメディアでの露出を続けることは大切です。

一つ気になる点は、多くの利用が特定の企業に集中していることです。それはFacebookとGoogleです。ご存知の通りFacebookは同じくSNSのInstagramを傘下に収めています。また、世界最大の検索エンジンのGoogleもYouTubeを傘下に収めています。裏返せば、そもそもネット界の巨人がさらにネットでのシャアを牛耳ていることでもあります。インターネットを利用する全世界の人が、この2社に依存している現状が、さらに浮き彫りになっています。

#市場業界動向 #ソーシャルメディアSNS



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