top of page
  • 執筆者の写真BiZoom

緊急提言!「新型コロナウィルスはインフルエンザより怖くない」は嘘!実は恐ろしい病気です。。。

更新日:2020年11月29日


日本では毎年インフルエンザに関連する死亡事案が多く発生しています。世界でも同様の傾向があります。実は今年だけをみてもインフルエンザ関連の志望者数は4月現在で新型コロナ肺炎を原因とする死者数の10倍以上です。しかし、この比較だけで新型コロナは怖くない、と考えるのは大きな間違いです。実は新型コロナは医療の最前線に立つ医者たちが驚愕するほど、恐ろしい病気です。軽率な判断は禁物です。

(2020年4月投稿)



当初、中国で新種のコロナウィルスが発見されたと報道された頃、実は私も「どうせ大したことないだろう」、そう思っていました。


その後、このウィルスが日本でも身近になるにつれ、「なにかちょっと違うな」という思いを持つようになりました。でも、その時でさえ、このウィルスがこんなにも恐ろしい病気になるとは想像すらしていませんでした。


なぜなら、日本では毎年1000万人もの人がインフルエンザに感染し、3000人もの人が死亡しているいう事実を知っていたからです。だから、新型コロナウィルスはインフルエンザに比べたら取るに足らない感染症・・・そんなふうに考えていました。感染が蔓延して自然と抗体ができるのを待てばいいとさえ思っていました。


しかし、今はそんな考えは微塵もありません。新型コロナウィルスは恐ろしいウィルスです。とても怖い病気です。放っておくと大変なことになります。だから政府や自治体による緊急事態宣言は正しいと考えています。むしろ遅すぎた・・・とも思います。それどころか、海外のようなロックダウンにすべきだったと真剣に思うこともあります。


もちろん、色々な見方、考え方があるでしょう。だから「インフルエンザより怖くない」、そういう人もいます。その人の立場や現状からそう思わざるを得ない人も少なからずいると思います。また、単に注目を集めたいのか、故意に「ほんとは怖くないんだよ。インフルエンザの方が怖いんだよ」という人もいるかもしれません。さらには「コロナの恐怖を煽るのは政府の企み・・・」なんて言う人もいるほどです。「こんなウィルスのために、ここまで人々の行動を制限し自由を奪うのはおかしい」と思いたくなるのもわからなくはありません。


でもこれは、あなたの生活や命に係わる問題です。直接あなたが感染しなくてもその影響はとても大きくなります。深刻な問題です。正しく恐れて適切な行動をとることが大切です。誤った認識は命とりです。それどころか、あなたの大切な人たちまでを巻き込む可能性があります。


それでは、なぜ、この新型コロナウィルスがそんなにも恐ろしいのか、そのことについてポイントを追って考えてみます。



未知のウィルス

まず最も恐れなくてはならない点は、このウィルスが未知であることです。この先、まだ何がどうなるか、誰もはっきりわからないという恐怖が常に存在します。



もちろん、世界規模の爆発的感染(パンデミック)により、医療現場からの報告、様々な専門家による研究で多くのことがわかってきました。それでも、未だ確たるものはわかっていません。ほとんどが「そういう事例がいくつかあった」、「そう推測できる」、その域を出ません。このウィルスの本当の正体はまだまだ謎です。未知です。わからないことだらけです。

また、ウィルス自体も少しづつ変異しています。初めに中国の武漢で発生したもの、その後、中国で蔓延していったもの、さらには欧米で爆発的に蔓延したウィルスは同じ新型コロナウィルスでも、その特徴は少しずつ違うようです。微妙にRNA(ウィルスの遺伝子。人のDNAに相当)の構造が変わっています。もし、この変異が抗原や抗体にも大きな影響を及ぼすものであれば、ワクチンや治療薬の開発をさらに困難にする可能性があります。せっかく作ったワクチンなのに効果がなくなった、それどころか、場合によっては悪影響を与える、そんなことにすらなる可能性があります。


まだ正体がつかめていない未知のウィルスなのに、なぜ、インフルエンザより怖くないと言えるのでしょうか?何を根拠にそう言うのですか?むしろ、そう言ってしまう方が危険です。無責任ではないでしょうか?



症状と治療

新型コロナ感染症にもいくつかの典型的な症状があります。既に公表されているので、知っている方も多いでしょう。比較的新たなものでは味覚障害や嗅覚障が多く報告されています。味や匂いを感じなくなる症状です。しかし、初期症状の多くは風邪やインフルエンザの症状とほとんど同じです。ただ、中には38度半ば~40度以上高熱を発症し、その症状が数週間と長く続くケースもあります。想像を絶するような倦怠感や頭痛を伴う人も多いようです。また、熱が上がったり下がったりを繰り返す人も多く、それが一日の中で起こる人もいます。人により症状の違いがあるようですが、かなり辛く、死の恐怖を感じる人も多くいるようです。でも、これらは全て軽症と診断されます。この場合、ホテルなど指定管理施設、もしくは自宅(今は原則指定管理施設)で経過を見ながらの療養が基本です。確定感染者の80%がこの軽症と診断されています。



しかし、感染者の20%は呼吸器を必要とする重症者または重篤者になります。病院での入院治療が必要な患者です。中には自発呼吸が困難でICUでの人口呼吸器を装着した治療、さらには肺が機能せず、ポンプと人工肺を組み込んだ体外循環装置(ECMO)を用いた治療が行われるケースもあります。ここまで重症化すると治療は困難になり、死亡事案も多くなります。

ただ、新型コロナウィルスの場合、まだ、治療薬も開発されておらず、確立された治療方法もありません。呼吸困難な重症患者には、症状の程度により酸素吸入や人工呼吸器の装着、さらにはECMOの装着で呼吸を持続させるしかなく、根本的にウィルスを退治する治療はまだありません。


報道によれば、5月中にもレムデシビル(エボラ出血熱の治療薬)が、コロナウィルス感染症の重篤患者向けの治療薬として、国の特例承認を適用し薬事承認されるようです。その効果や副作用に賛否を唱える声も聞かれますが、まずは朗報です。また、まだ臨床治療の段階で国の承認は受けていませんが、一部の病院では、希望する患者には病院側の判断でアビガン(抗インフルエンザウイルス薬)を処方することもできます。特に軽症患者に有効とされています。どちらも抗新型コロナウィルス薬ではありませんが、治療効果があるとされています。


このように、一部、光が見え始めていますが、怖いのはその病状悪化のタイミングとスピードです。


タイミングを見誤ると病状が一気に悪化し死亡することがあります。そのスピードは医者もこれまでに経験したことがないと驚くほどです。ついさっきまで普通に話ができていた患者が急に呼吸困難になり、意識がなくなり、ICUに運ばれ、その数日後や数週間後には死亡するケースが医療現場で数多く起きています。PCR検査をした人が、その検査結果を待つ一週間ほどで病状が悪化し死亡したケースも報告されています。死亡後陽性と判断されるケースです。自宅や外出先で急に重篤化し死亡するケースもあります。


誰がこうなるか、いつ、どうなったらこうなるのか、今もはっきりしたことはわかっていません。高齢者や基礎疾患を持っている人のリスクが高いのは事実ですが、必ずしもそれに該当しないケースもあるからです。だから、感染が確認されたら、軽症の段階でも慎重な経過観察や何らかの治療がされるべき病気です。しかし、今はそれができません。なかなか手が廻りません。治療のタイミングを違えれば一気に死が近づきます。大変怖い病気です。



感染者数

日本のPCR検査件数は極めて少なく、諸外国と比べても10分の1以下とも言われています。厚労省の発表によると2020年4月29日13時50分現在、PCR検査実施に基づく確定感染者数は13,895人です。専門家によると、PCR検査実施数が低い日本では、実際の感染者は少なく見積もってもこの10倍はいると言われています。仮に10倍とすると、国内の推計感染者数は約14万人程にもなります。


日本では、中国からの第1波の感染爆発については、クラスター対策がうまく機能して封じ込めに成功したと言えます。重症者を早く見つけ出し治療することにも成功しました。そのため死亡件数も低く抑えられました。ところが、この中国からの感染第1波の封じ込めに失敗したアメリカ(特にニューヨーク)やイタリア、スペイン、フランスなどの欧米諸国では感染爆発が起こり、大変な事態に陥っていることは既に誰もが知る事実です。医療崩壊が起こり死亡者が急増しました。


その後、日本でも欧米からの帰国者による感染が増え、首都圏や大都市を中心とする感染者が急増しました。これを感染第2波としましょう。遂に日本でも緊急事態宣言が発令され、法律を根拠とする個人の外出自粛要請と事業者への営業自粛要請が大規模に行われました。第1波の感染封じ込めに成功した日本は、今まさに第2波による感染爆発を緊急事態宣言の発令で阻止しようとしています。


もし、中国からの感染第1波の封じ込めに失敗していたら、今の感染者数はそれこそ欧米レベルになっていたのかもしれません。仮に、第1波の封じ込めの成功後、感染第2波で有効な対策を打たずに気を緩めていたら、同じく欧米レベルの感染爆発が起きていたかのもしれません。だから緊急事態宣言は絶対に必要だったのです。

現在の感染者数は確定数で約14,000人、推定ベースで140,000人(確定感染者の10倍)です。この結果は、これまでの日本の対策(感染第1波と第2波の封じ込め)による効果があってのものです。また、比較的少ないとされる今の日本の死亡者数は413人(2020年4月29日13時50分現在)です。これも感染第1派、第2波での対策の効果の表れです。

ちょっと想像してみて下さい。もし、日本が第1派で感染の封じ込めに失敗していたり、その後、感染第2波で緊急事態宣言を出していなかったら、一体、この感染者数は今どうなっていたでしょう?もし、感染者数が今の10倍になったと想定すると、推定感染者数で試算して140万人、確定感染者数でも14万人にもなります。この感染者数から死亡する人の数はどうなりますか?さらに、もし、この感染者数がインフルエンザ並みに増えたらどうなりますか?毎年1000万人です。想像するだけでも恐ろしい数の死者数になります。おそらくそこまで感染者数が増えると医療崩壊も壊滅的でしょうから、単なる正比例の増加には留まりません。最悪な状況を招きます。


だから、日本も世界各国も躍起になって、このウィルスのこれ以上の感染を封じ込めようとしているのです。



今現在の死亡者数を単純に比較して、新型コロナウィルスはインフルエンザより怖くないと言うのは全くの間違いです。あまりにも危険で無責任です。必ずしも最善ではなくとも、今の死者数が低く抑えられているのは、それなりにしっかりとした感染拡大の封じ込め対策が取られている結果です。決して新型コロナウィルスが怖くないというわけではありません!

まだまだ正体がつかめない今の現状では、コロナ感染症は恐ろしい病気です。



未自覚感染者(サイレントキャリア)

新型コロナウィルスをさらに恐ろしいものにしているのが、この未自覚感染者(サイレントキャリア)の存在です。彼らは感染力を持っています。とても不気味です。一般には無症候性感染者(キャリア)と呼ばれています。特に新型コロナウィルスでは、このサイレントキャリアが多いのが特徴です。症状がある感染者より、むしろこのサイレントキャリアの方が多いとも言われています。


PCR検査を受けることができなくても、発熱や咳、寒気など何らかの自覚症状があれば、多くの人はそれなりに行動を控えます。自分が感染しているのではと疑う人もいるでしょう。インフルエンザではほぼ必ず症状が出るので、この抑止効果が自然と働きます。しかし、症状がなく新型コロナウィルスに感染している人たちは、その自覚がまったくありません。普通に生活して、人との接触で知らぬ間に他の人に感染させている可能性があります。


サイレントキャリアから感染を防ぐためには、どうしても人の接触を抑える対策が必要です。強制であればより効果的ですが、少なくとも日本がとった緊急事態宣言は必要です。これらのサイレントキャリアからの感染を抑えない限り、感染者はどんどん増え続けます。



新型コロナウィルスは恐ろしい病気です。感染したら症状が出るインフルエンザとは全く異なります。何も対策をとらなければ、サイレントキャリアが知らない間にもどんどん感染者を増やし、多くの人の命を奪う本当に恐ろしい病気です。


致死率

最も恐ろしいのが致死率の高さです。


インフルエンザの致死率は国よっても異なりますが、平均で1%未満と言われています。抗インフルエンザ薬を多用する日本では0.01~0.03%まで下がり、諸外国と比較してもとても低い水準です。


一方、新型コロナウィルスはどうでしょう?


PCR検査を初めとする検査実施数が各国で異なることもあり、また、サイレントキャリアが多くいる可能性を考えると、正確な数字を把握することはインフルエンザよりはるかに困難です。


日本の死亡者数が413人であることに基づくと、推定感染者数(約14万人)をベースにした試算では0.3%になり、インフルエンザの10~30倍の高い致死率になります。さらにPCR検査を実施した確定感染者数(約1.4万人)ベースでは3%前後にもなり、なんとインフルエンザの100~300倍という恐ろしい致死率になります。(それぞれ2020年4月29日13時50分現在の厚労省公表データに基づく)。


2019年のインフルエンザの感染者数は1000万人を超え、関連する死亡者は3000人にのぼります。致死率は0.03%です。


同様の数で新型コロナウィルスの感染者が発生したとすると、推定感染者数をベースにした致死率(0.3%)で3万人が死亡することになります。(仮に確定感染者数をベースとする致死率だと30万人が亡くなる計算です)。


さらに恐ろしいことは、新型コロナウィルス感染では、ここまで感染者が増えると医療が持ちこたえられなくなるということです。インフルエンザ感染症には確立した治療薬が既にあり、医療崩壊することなく適切な治療を施すことができます。しかし、新型コロナウィルスは誰が感染しているわからないまま感染を広げる可能性が高く、また、確立された治療方法もないので、医療現場で混乱が生じ、医療崩壊を招く危険性が高いのです。医療現場で混乱や崩壊が起こると、本来助けられる命も助けられない事態を招き、致死率はさらに高まる危険性があります。


医療崩壊が起きたアメリカでの致死率は、合衆国全土で5.7%(58,955人)、最も感染者が多いニューヨーク市だけでは7.7%(12,509人)になります。同じくフランスで18.2%(23,660人)、イタリアで13.5%(27,359人)、スペインで11.3%(23,822人)と、私たちは恐ろしい現実を目の当たりにしています。しかも、感染者数は最も多いアメリカでも103万人、この中で比較的少ないフランスでも13万人です。(それぞれ2020年4月29日現在のデータに基づく)。このように、昨年の日本のインフルエンザ感染者数の1000万人よりはるかに少ない感染者でも、現実に医療崩壊が起きています。


つまり、もしインフルエンザ同様に1000万人もの人が新型コロナウィルスに感染すると、その致死率は0.3%に収まることは決してなく、3%、5%、10%と高くなることが想定されるのです。日本で30万人、50万人、100万人もの人が命を落とす最悪の事態にもなりかねません。インフルエンザのように3000人の死者数ではすみません。


それでもインフルエンザの方が怖いですか?新型コロナウィルスは恐れるに足りない感染症ですか?



正体がわからない今のままでは、新型コロナウィルス感染症はインフルエンザより、はるかに恐ろしい、とんでもなく怖い病気です。絶対に蔓延させてはなりません。手がつけられなくなります。多くの人が死ぬことになります。

 

今、日本では爆発的な感染拡大を防ぎ、医療を崩壊させないための対策が懸命に行われています。もちろん、日本の対応には様々な意見もあり、決して最善とは言えません。それでも、何とか爆発的感染をギリギリのところで抑えています。もし、この対策がなければ、日本の感染者数は爆発的に増加し、間違いなく医療崩壊が起こります。ただでさえ致死率が高い新型コロナウィルスの感染で医療現場の崩壊が起こると、その致死率はさらに高くなります。日本は壊滅的な状況になるかもしれません。


インフルエンザで大流行が発生しても緊急事態宣言が発令されることはありません。世界でロックダウンが起きることもありません。医療崩壊もなく適切に治療が行われます。その致死率が日本では0.01~0.03%です。残念ながら、毎年3000人がお亡くなりになります。


しかし、未だ正体がわからない、ワクチンも治療薬もない正体不明の未知の新型コロナウィルスで、同じような大流行が発生すると、なんとかして感染拡大を防がない限り、その死者数は壊滅的な数になります。私たちはこのことをしっかりと理解する必要があります。


今の死者数が毎年のインフルエンザ関連死者数より少ないからと、新型コロナウィルスはインフルエンザより怖くないというのは大きな間違いです。完全に誤った認識です。


新型コロナウィルス感染症はインフルエンザ感染症よりはるかに恐ろしい病気です!

いつか、この新型コロナウィルスの正体がわかり、ワクチンや治療薬ができ、治療方法も確立すれば、おそらく恐れるに足りない病気になるかもしれません。多くの人々の中に抗体もできれば、それこそ、病気とも言えない風邪と同じよなものになるかもしれません。


しかし、今はまだ違います。恐ろしい感染症です。正しく恐れて適正に行動することが大切です。

閲覧数:8,054回0件のコメント
地元の働く人たち.png

ご近所さんコマーシャル

ご近所さんを集めるコマーシャル(動画CM)

ご近所さんコマーシャル

 

あなたのお店の周りの人に

​動画CMを流します!

あなたのご近所さんだけに

10万回、50万回、100万回

​1000万回でも

コマーシャルを配信します!

小さなお店だってできる

地域・ご近所さんビジネスに特化した

格安集客支援サービス

bottom of page